プラリペアを上手に使っていく上でいくつかコツみたいなのがあるんじゃ。

ここではそのコツを解りやすくアドバイスしていくぞ。

  1.ニードルが詰まってしまった。
  2.液が出すぎて困る。
  3.玉のかたまりがうまく出来ない。
  4.かたまりがうまく落ちない。
  5.ニードルを曲げると使いやすい。
  6.使えるプラスチックのチェックは?
  7.プラリペアにはどんな色があるの?


1.ニードル(針)が詰まってしまった!
これは良く聞く話じゃな。
うっかりして放っておいたために中で固まってしまってニードル(針)が詰まってしまったというやつじゃな。

これは対処方法は簡単じゃ。
ニードルを容器から外して、外したニードルをライターなどを使って火であぶるんじゃ。

あんまりやりすぎるとニードルの根元の部分が熱で溶けてしまうから少しずつやるのがコツじゃ。
ただし、この作業を行うときは、くれぐれも火傷には気をつけるんじゃぞ!





2.液が出すぎて困る!
冬や涼しい場所でニードル法を行っていると液がポタポタと出すぎて止まらないことがよくあるんじゃよ。
これじゃあ使いにくいのう。
そこで、どうしてこういうことが起こるのか。
どうやってそれを防ぐのかを教えるぞ。
こ の原因は容器の中に空気が入ってることなんじゃ。
この空気がクセモノなんじゃな。

冷たい空気が温まると膨張する(体積が増える)のはみんな知ってることなんじゃが、これが容器の中で起きるんじゃな。
かたむけた容器の中で逃げ場のない空気が膨張すると・・・・・
膨張した分だけ液を押し出すわけじゃ。
だからポタポタが止まらなくなるわけじゃな。

こうならないためにはどうするかというと、右の図のように液を容器に満タンにしておくことじゃ。
こうしておけば空気が入らんから膨張もせん。
つまり、ポタポタが起きにくくなると言う訳じゃな。







3.玉状のかたまりがうまく出来ません・・・
これもよくある話じゃな。
というよりも、さっきのポタポタと同じような問題じゃ。
プラリペアを使っていく上でのコツじゃな。
左の図を見て見ると良くわかるじゃろう?。
小分けカップの中の粉が少なすぎると液が底まで染みてしまって底にくっついてしまうんじゃ。
小分けカップの中身は常に半分以上粉を入れるようにすれば大丈夫じゃ!。



4.プラリペアのかたまりが上手く落ちません


これは基本中の基本じゃな。

補修部に玉状の固まりを落とす時に、ドロッとなるように素早く液を加えると作業が上手くまたキレイにできるんじゃ。
多少液が多めに加わっても自然に揮発しするので問題はないぞ。

これで困っておる人はもう一度プラリペアの基本的な使い方のコーナーをよーく読んでくれ。
そうすれば上手く出来るようになるはずじゃ。




5.ニードルを曲げると使いやすい

こいつは使う上でのちょっとしたコツじゃ。

ニードルを穴の開いている部分よりチョット上で軽く曲げてやるんじゃ。
そうすると細かい作業などが非常にやりやすいぞ。
このときのポイントは、穴を上(矢印のある部分)に向けることじゃ。



6.プラリペアが使えるプラスチックのチェックは?


※注意※
PE(ポリエチレン)・PP(ポリプロピレン)・PTFE(フッ素樹脂)・PA(ナイロン)・エンプラ系樹脂等には接着しませんのでご注意下さい。


これも疑問に思うのは当然じゃな。
確かめ方は簡単じゃ。

ウラ面など汚れても問題のない所に少量の液を付けて、少しでも溶ければしっかりと接着出来るプラスチックだということじゃぞ。

念のために以下に使用できるプラスチックの種類を書いておくぞ。
■プラスチック
 ・ABS
 ・AS
 ・PMMA
 ・PS
 ・PVC
 ・PC
 ・ASA
 ・AES
 ・MF
 ・PU
 ・EP
 
ABS樹脂
AS樹脂
アクリル(メタクリル)樹脂
ポリスチレン
塩化ビニール樹脂
ポリカーボネート
ASA樹脂
AES樹脂
不飽和ポリエステル樹脂
ポリウレタン
エポキシ樹脂











▲は種類によります。




7.プラリペアにはどんな色があるの??



1段目左から
ホワイト・ブラック・レッド
2段目左から
ブルー・イエロー・クリアー


プラリペアはパウダーの色が全部で6色あるんじゃ。
ホワイト(白)・ブラック(黒)・レッド(赤)・イエロー(黄色)・ブルー(青)と色がついているものが5色。それに透明のクリアーの全部で6つの色があるぞ。
色が変わっても強度には変わりはないから安心して良いぞ。
自分が修理するものに近い色があれば目立たなく補修することが出来るんで便利じゃぞ。

パウダーを混ぜ合わせれば色々な色が作れるのも知っておいた方がいいぞ。
リキッドの方はアクリル塗料で色が付けられるからこちらに色を付けてもかまわんぞ。