武藤商事プラリペア

FRPボートの修理は形状が複雑な部分が非常に多いのが特徴じゃ。
なんせ曲面や角ばかりで形成されているのがほとんどだからのう。
それにぶつけて欠ける部分はほとんどがボートの場合角や曲面ばかりじゃ。
それにボートは車とは違って改造に関しての制限が非常にゆるいので、オーナー個人個人が色々な艤装をしておるのが特徴じゃな。
FRPは鉄板とは違って穴あけ加工が容易なだけにアチコチに穴をあけてタップビスなどで簡単に固定が出来るからのう。
しかし、コレが取り外した跡などは形状を出すのが容易ではない場合が多いのじゃ。
l今回の例はそんなFRPボートの修理じゃ。



さて、左の写真を見てもらおうかの。
これはFRPボートのデッキを写したものじゃ。
赤い丸の部分に実は穴が空いてとるのじゃな。

フィッシングボートなどでよくあるのがデッキにアンカーを落として穴をあけてしまうというアクシデントじゃ。
FRPボートのデッキというのは滑り止めのために非常に細かなチェッカリングが入っておるんじゃな。
だから、修理するといっても、この滑り止めのチェッカリングを無視して修理してしまうと滑りやすくなって非常に危険なんじゃ。
今回はこの修理に挑戦じゃ!

 

穴を拡大したのが上の写真じゃな。
この穴を綺麗にしようというわけじゃ。
自動車の時にやったのと同じ手法で先ずは、近くの床で型を取るんじゃ。
「型取くん」を温めてから床に押し付ければいいだけじゃな。




指の大きさと比べると良くわかるじゃろう。
「型取くん」で型を取るとこんなにはっきりと綺麗に型が取れるんじゃ。

後はこの型を自動車のときと同じく加工していくだけじゃ。
ポンチを使って真ん中に小さな穴を開けて、パテが抜けるようにしてやるわけじゃな。







取った型を利用して、パテを盛った上に押し付けると余分なパテが出てくるぞ。

その後でマスキングテープなどを使って型をパテが乾くまでこていしておくんじゃ。
自動車編で細かく説明をしたんでここでははしょっていくぞ。







パテが乾燥すれば、後は型を取り外して表面を仕上げれば出来上がりじゃ。

今回は白いパテを使ったので、表面仕上げは無しでしておる。

どうじゃ?
良い感じに修理が出来ているのがわかるじゃろ?






まだまだネタはたくさん用意してあるぞ。

折を見ながらまた皆に教えていくんで期待してまっておくんじゃぞ!。